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春が始まりました

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家の前の「たましぎガーデン」にセツブンソウが咲いた。

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まだ山道には雪が残るが、今年から借りる田んぼを見に行ってみた。なかなか高度感あふれる棚田に、さすがに怖いもの知らずの娘もたじろく。

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86歳のゲンイチさんが、昨秋から温めていたアイデアを提案。我が家の前に稲束を干す「はさ」を立てようというのだ。
老人会で気持ちよく酔っぱらったゲンイチさんは興奮気味に今からはさを作ろうという。午後3時30分。
すでに何本か木を伐ってあるというので、一緒に山に行く。えらい重い木を次々と運び、せっせと穴を掘り、ドコドコと柱を立てていく。6時には完了してしまった。仕事の段取り、こまやかな手技、仕事のコツ、3時間足らずの間にこのスーパー爺さんから学ぶことのなんと多いことか。
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我が家の前に突如として現れた「はさ」、近所のみなさんぶったまげ。

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春作業のスタートはボカシづくりから。米ぬか、もみ殻、くず米、くず大豆。農業の副産物が極上の肥料になります。
一カ月ほど発酵させたら、主に無農薬の田んぼと、家のまわりの野菜に使います。

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裏のカミノウラさん家と協働でキノコの駒打ち。5年目の恒例行事です。

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天気最高。

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あ、初コゴミ。いよいよ春が始まりました。
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2019-04-14 23:00 : 野良しごと : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

季節の便り 2019年3月

そわそわ

春が来た!
 暖冬、小雪の冬は、あっという間に過ぎました。
 フキノトウも、キクザキイチゲも、小鳥のさえずりも、一番ガエルの泣き声も3月から出番だなんて、雪国に暮し始めて初めてのことです。
いつもより半月ほど早い時の流れに、いちばんそわそわしているのは人間です。
ヒガシの父ちゃんは車のタイヤ交換を4回もしました。
替えては雪が降りまた替えなおす。を4回!
山からは木を伐る音。納屋では道具の手入れ。
静かだった村が、春に向かうこの季節。
自然の変化を感じながら、近づく春に向けて気持ちを盛り上げていく村の人達。のんびり屋の僕もさすがにそわそわ。
さあ、今年も始まります。

きなこ豆
 前回に続き、青大豆の話題。
 我が家でつくる青大豆は、地元(旧吉川町)在来の希少品種です。
 移住したての頃から面倒をみてくださった一人、山本さんという農家に代々伝わる青大豆です。きな粉にすると「たいそううんめえ」ということでこの名前。ストレートなネーミングもいいですね。
 煎りじゃんじゃろとして豆菓子にも化けましたが、最近いちばんおいしい食べ方だと思うのは、水煮。一晩水に浸けた豆を15分くらい煮るだけ。とても甘くて、後を引きます。
 まるで枝豆を食べているような風味には驚きます。
 春の通信(4月上旬)で、皆様にもおすすめできそうな予感です。
2019-03-20 13:03 : 季節の便り(荷物に入れる手紙) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

心を痛める力

辺野古沖の新基地に関する沖縄県の県民投票が行われ、反対多数という民意が示された。
投票率の高さも驚きだが、玉城知事が選挙で獲得した票数よりはるかに多い「反対票」は強烈だ。
新基地建設にテーマを絞って、これだけ明確な意思が示された。
普段政治家を決める選挙では見えにくい、本当の民意が立ち現れた。

このことを「真摯に受け止める」政府は、埋め立て工事を進める手を緩めない。
「基地負担を減らす」と従来の主張をうわごとのように繰り返す。
「新基地はいらない」という民意をくみ取ることができないのか、無視しているのか、答えがズレている。
「謙虚な言葉だけ並べておけ」という態度を「真摯」とは言わない。
お得意の道徳も、国語も、なっていない。恥ずかしいくらいなっていない。

政府の姿勢は残念だが、大切なのは沖縄県民ではない僕たちが、この投票結果をどう受け止めるかだ。
これは「政府vs沖縄」の問題ではない。
同じ国民が、地方であえぐ家族が、訴えているその声にちゃんと耳を傾け、自分のこととして考えられるかどうか。
心を痛める力が試されている。

もし僕の身近で、海が埋め立てられ、空から軍用機が落ちてくる恐怖におびえ、家族がレイプされたらどうか。
想像することをやめてはいけない。嫌な気持ちになってもやめてはいけない。
リアルに苦しむ彼らに比べれば、想像くらい。やめてはいけない。
見て見ぬふりはいじめの基本。いじめる側である。

県民投票は政策と民意の歪みを表すサイン。
未熟な民主主義では見えない本当の民意を教えてくれるサイン。
民主主義のプロセスがまちがってはいませんかというサインだ。
そのサインを国民みんなでくみ取って考える機会。
とくに地方に暮す僕たちは、明日の自分事として考えておく貴重な機会だ。
地方の歪みがもみ消されて常識となれば、次は僕達の暮らしがその常識に包み込まれてしまう。

「仕方ない」という人がいる。
そういう人を僕は許さない。
「仕方なく」国家の犠牲になることが正当なら、僕らは明日徴兵され、他国の人と殺し合うことを拒否することはできない。

僕は弱い自分の心に潜むいじめっ子を追い出したい。
自分事として想像して、この問題を考えまくって、心を痛めまくって、心に涙を流して。
強くなりたい。

2019-02-27 01:07 : 思索ノート : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

季節の便り 2019年2月

まめ、マメ、豆

隠れた豊作
 昨年は天候不順でお米が不作とは、これまでぼやいてきた通りです。
 そんな天候不順の中でも、みごと大豊作を実らせた作目がいくつかありました。たまにはそんな明るい話を。
その一つが大豆です。
たましぎ農園では大豆は今まで10a120㎏くらいしかとれませんでした。地域の平均で170㎏くらいです。それがなんとなんと昨年は200㎏を突破。大豊作でした。
そのわけは、畝間を狭くしてたくさんタネをまくことで面積当たりの豆の本数を増やしたこと。また生長した枝葉がすぐに狭い畝間を覆ってしまうため草が生えないこと、ではないかと思われます。
「たくさんとれる」ということは農家にとってこの上ない幸せです。
 ほかにナス、トウモロコシも豊作でした。
 理由はそれぞれなんとなくわかっていますが、よかった作目も悪かった作目も天候の影響がいちばんかもしれません。

煎りじゃんじゃろ、甘じゃんじゃろ
 さて、たくさんとれた大豆はどうしたかというと、豆もちや味噌づくりセットで皆さまのところにお届けするほか、とくにたくさんとれた青大豆(地元在来種)は豆菓子に加工しました。その名も「煎りじゃんんじゃろ」「甘じゃんじゃろ」(名前の由来は妻のブログをどうぞ http://tamashigi.blog.fc2.com/blog-entry-15.html)。
 それでもたくさん残った大豆。まだ選別すら終わらぬ袋も。
ぼちぼち豆にしたら、今度はきな粉にしたり、豆腐にしたり、楽しみは続きます。

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2019-02-25 02:39 : 季節の便り(荷物に入れる手紙) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

のら紡ぎ唄Vol.19

椿1
椿4
▽全国的にインフルエンザが猛威を振るい、暖冬なのに史上最大の寒波が襲いと、ニュースを見聞きするたびに、各地に暮す皆さまはどうなさっているか心配しております。
▽石谷は暖冬のおかげで積雪1m~1m50cmをうろうろ。晴れ間も時々あって「いい塩梅」です。薪ストーブで部屋を暖かくし、なるべく人混みを避け、村の中で暮らしていますので家族3人今のことろ風邪はひいてません。春までもう少し、油断しないように行きたいと思います。

▽この冬も味噌の仕込みをしています。
▽前代表のたっちゃんが味噌づくりを完全に引退しました。25年間変わらぬ仕事を繰り返してきた彼女の偉大さを強く感じています。6年間一緒に仕事をして、教わったことをどれだけ守れるか、その重圧も感じています。
▽とはいえこの間に自分たちでやってみたなりに、彼女の仕事が理解できるようになったという手ごたえがあります。まずはよい麹。そして豆の煮具合。全身全霊で麹と豆に向かい合ってすべては「同じ味」を出すために、味噌づくりの日々です。

▽冬は昨年の農業を振り返り、今年の作付けを考える季節でもあります。
▽あれがうまくいけば、こっちがうまくいかずと、面積が増えてくる中で、あれこれ試しながら5年が過ぎました。うまくいかなくてもすぐには諦めず「3年は作ってみる」という自分ルールで、失敗を元に修正をかけてきました。
▽お米、ナス、かぼちゃ、とうもろこし、ブロッコリー、カリフラワー、大豆、小麦、ソバ、落花生。作物にはそれぞれ役割があり、草を抑えるもの、土を肥やすもの、病気を抑えるもの加工品の原料になるもの、稼ぎの柱になるもの……。その役割を上手に組み合わせて、田んぼや畑をくるくると回すこと(輪作といいます)は、持続的で環境にもやさしい農業です。そんなスタイルが少しずつ決まってきたように思います。
▽技術的にはまだまだ未熟ですし、いつも後手後手で落ち着かない農業です。きっと一生かけて理想を探して近づけていく、でもとうとうたどり着かず終わってしまうのかもしれません。だからこそ農業は魅力的で、前を向いて働けるのだと思います。
▽今目の前にある美しい農村は、この村の先輩たちが作ってきたものです。これを引き継ぎ、営みの中で美しさを守れるようになりたい。そのためにもっともっとがんばります。

▽娘は1歳になり、毎日よく食べ、よく歩き(もうすぐ走り出しそう!)、よく泣き、よく笑い、よく寝ています。そんな彼女から学ぶことのなんと多いことか。周囲を明るくし、まっすぐに全力で日々を生きる彼女のように、お父ちゃんもお母ちゃんもならないとね!

どうぞ皆さまもよく笑って過ごせますように、雪国より祈っております。

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2019-02-20 02:32 : のら紡ぎ唄(農園通信) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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