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言葉を介さない試行錯誤、ストーブと赤ちゃんと

記録的な大寒波で、一時2mくらいまで積雪が達したものの、そう慌てませんでした。
その後暖かく、風が吹いたおかげで、またぐっと積雪がへりました。
次の寒波までに少し家の周りを除雪しないといけませんね。
水道が凍らないように、すこし水を出しながら寝た夜。その翌朝には、こんなきれいな世界が広がります。
雪国の冬は、大変なことばかりじゃないんだ。
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(ちなみにこれは大雪の前の様子)

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毎年恒例4集落合同の冬まつり。
昨年はまったく雪がない状態で、なんだか物足りない冬まつりでしたが、今年はしっかり雪があり、大人も子供もおおはしゃぎでした。雑木、タケ、ワラなどでみんなでつくった高さ10mくらいのサイノカミに点火。無病息災、豊作祈願。めずらしく煙はまっすぐに上りました。誰かさんが書いた書初めが天高く、どこまでも高く飛んでいくのを、みんな眺めていました。
今年はきっといい年になりそうな、そんな予感に、みんなの瞳がキラキラしていました。

最近の楽しみは毎朝、薪ストーブに火入れをすることです。
寝室から娘を降ろしてくる前に、ストーブをつけ、部屋を暖め、掃除をしておくのが朝の日課になりました。
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運が良ければ前日の火が、熾きになって残っています。
消えている場合は、大豆の豆ガラ、すぎっぱ、落花生の殻、小さな木片などを駆使して火をおこし、十分に火が起きたら割り木を投入します。
イエルカさんのストーブは、シンプルなつくりで自分に合っています。空気穴をあれこれといじりながら、ストーブの癖がだんだんわかってきました。
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ストーブの中で炎がゆらめき始めたら、天板にはやかんやら鍋が並びます。
昨日の煮物を温めたり、味噌汁の出汁をとったりできます。お湯だっていつも湧いています。
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妻が気に入っているのは、このオーブン。耐火レンガで囲われた空間は300度以上温度を上げることができます。
温度計を見ながら、ピザやらグラタンやら、いろいろなものを焼いて楽しんでいます。
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耐熱皿に野菜を入れてチーズをふりかけたもの。
今まで電気オーブンでつくっていた料理が、部屋の暖房を兼ねてできてしまうなんて。
野菜とチーズが焼ける、いいにおいが、部屋にも広がると、なんとも幸せな気分になります。
不思議なことに、電気オーブンで焼いていた頃より、どんな野菜も甘みが増し、パンの焼け具合もパリッとして絶妙。
もっといろんなものを焼いてみたいね、と二人で盛り上がっています。
イエルカの薪ストーブ

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妻は24時間体制で、娘と向き合っています。
おしめを変え、おっぱいをあげて、を繰り返し繰り返し。
泣き止まないときは、観察観察。あれこれ試しながら。
育児って、赤ちゃんと母親の共同作業なんだと思います。介する言葉はなくても、表情と泣き声で意思疎通を図ろうとお互いが向かい合いながら。
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娘の笑顔が増えてきました。
笑顔が部屋を明るくします。
育児中心の生活はたいへんだけれど、掛け替えのない幸せな時間であることを僕達夫婦は感じています。
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2018-01-20 05:56 : 暮らし : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

おっぱいみたいな丸いもち

お米やおもちの発送を終え、大掃除をある程度まで終えた12月29日雪降りしきる中、妻の実家で過ごしていた妻と娘が石谷にやってきた。
出産騒ぎと、赤ちゃんを迎えるための掃除で、お正月の準備はできなかった。
年越しそばは諦めて、せめておもちだけはと、31日つくことにした。
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モチ米を蒸かし、蒸け具合を確かめる妻。
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蒸けあがったモチ米を餅つき機に投入。
(注:これは自宅用。販売している「ほっぺたもち」は、朝日池総合農場さんで杵つきしてもらっている)
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つきたてのもちは、きなこや、
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大根おろしで食べる。
うまい!
農家の幸せのひとつだ。来年こそは、自家用も臼杵でつきたいね、と妻。
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お供え餅、御雑煮用に、まーるくまるめた。
おっぱいみたいな白くて丸いもち。
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娘はこの1か月で確実に生長しているのがわかる。
おもちはおっぱいの素だ。

おもちが並ぶとほっとする。
今年は初めて親子3人で新しい年を迎えられる。
どんな年になるだろうか。
2017-12-31 18:17 : 暮らし : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

新しい命

11月から何度も寒波があり、あっという間に雪国の冬がやってきた。
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予定日より2週間早い11月24日、我が家に天使がやってきた。
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2500gの小さな、元気な女の子が生まれた。

妻は前日までソバの脱穀やら畑仕事をしていた。
雪の中をブナの紅葉を見にも行った。
当日、夕飯後に陣痛らしき痛みがはじまり、1時間かけて病院へ。そしてすぐに陣痛室、またすぐに分娩室ととんとん拍子。
分娩台に上って1時間で元気な産声が響いた。びっくりするくらい早い、安産でした。
さすが、百姓の妻である。なんという腹力かと僕は感動した。
そして生まれてすぐに、赤ちゃんはお母さんのお腹の上へ。
へその緒を切ってから、おっぱいを吸わせる。赤ちゃんは生まれてすぐにでも乳首を探して、差し出せば吸う。僕たちもこうだったのだろうか。人間だって、動物なんだな。一生懸命生きるために、受け継がれている本能があるんだ。

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母娘は、退院後妻の実家で過ごしている。
石谷に戻ってくるのは1ヵ月検診を終えてからの予定だ。
村のみんなは、会うたびに、「赤ちゃんはまだかね」と聞いてくる。
無理もない。石谷集落では34年ぶりの新生児なのだから。みんな、自分の孫かひ孫のように喜んでくれている。

僕たちはこの村で暮らす中で、この村の人たちから大切なことを教わりました。
「希望を持ち続けていれば笑って暮らせる。笑って暮らしていれば、いつかかならず希望が叶う日が来る」
決して後ろ向きにならずに、にこにこ、わははと暮らす彼らと、ともに暮らすことに感謝しています。

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名前は、晩秋の季語に希望を重ね、柚希(ゆずき)とつけた。
二人で好きな字を出し合って、決めた。
香りがよく、寒地でも育つ柚子のように、そして希望を持ち続け、未来を信じられるように育ってほしい。

ようこそ、柚希。
これから一緒に歩いていこう。
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2017-12-20 05:37 : 暮らし : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

雪がどどーん。毛糸と糀で楽しんでます。

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こーんなに降り積もりました。
「小雪の冬でいい塩梅」と話していたら、このとおり。
といってもこれは家の前の道路脇の雪壁。除雪車が通るたびに寄せられた雪が壁のようになったもの。
実際の積雪は2m弱です。
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雪が降った後のよく晴れた寒い朝。空気がキーンと凍みついて、村中がキラキラと輝いています。

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川谷もよりのてっぺんの集落、上川谷ではこんだけ雪があります。
それでもまだ家が見えていますので、例年の積雪に比べたらまだまだ。

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たまちゃんはコツコツと編み物です。
ハンドウォーマーと靴下ができました。

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僕はというと、秘密のものをせっせと仕込みました。
村の名人に、仕込み方を習いまして。おいしくなーれ。

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ちなみにこれではありません。
こちらは甘酒。
加工所でつくった米糀から、たまちゃんがつくってくれました。
すごく甘い。こうじの力は不思議です。
こりゃ、あたたまるわー。
2017-02-16 21:11 : 暮らし : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

紅葉の山へ ふらり

もう我慢できない!
大豆の脱穀はまだまだまだまだまだ残っていますが、
いますが!
昼休みを使って、兜巾山と尾神岳へ、軽トラを走らせましたー。
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ブナの紅葉が燃えるようです。
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ブナの森の中に入れば、空に向かって白い幹がすっと伸びています。
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青空をバックにいろんな木の葉の色が映えています。
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森の中でおにぎり昼食。最高です。
2016-11-06 18:55 : 暮らし : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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