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今年もソバが打ちたくて

ソバを種から育てて、収穫し、粉をひき、ソバを打つ。
僕たちにとってはどれもが特別な作業を、この村の人たちは当たり前にずっと続けてきた。
これほど手のかかる作物を彼らは決して手放さない。これからも続けていくだろうと思う。
だって、おいしいのだもの。
そして、この格別の喜びをあらわすには筆に限界がある。
だから、今年もまた、ソバの種をまきました。
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8月25日、村では一番遅い種まきになってしまいました。
でも昨年よりは早い。品種は信濃1号。早生なので実るのは早い。
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ソバは雨に弱い。カラカラの乾燥畑でよく発芽するが、水が溜まるような湿田では発芽しなかったり、発芽しても消えたりする。
今年は種まき後によく雨が降ったので、寝ても覚めてもソバが心配だった。
でも、このとおり、見事に発芽が揃う。それだけで感動してしまう。
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種まきから一ヵ月後のソバ畑。ソバの花の白さのまぶしさよ。
根元は赤く、葉は淡い緑で、花は純白。大好きな花だ。
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11月中旬。ソバの収穫の日。
10aのソバを手刈りするのに、慣れない二人がかりで、ほぼ3日。腰と背中と肩がうううう。痛い。
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ソバは稲と逆で穂を上向きに干します。二束の頭をまとめてかけます。このほうが、ソバの実が乾燥中に落ちにくいのです。
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村で一番の長老農家、源市さんが、ソバの実を落とすための叩き棒を作って持ってきてくれました。
叩き棒は軽く曲がりがあり、ほどよい太さで、叩くほうが太くなっています。
僕たちが大豆を角材で叩いていたのを見て、作ってくれました。
我が家の家宝です。
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この伝家の宝刀、みごとな仕事をしてくれます。
ただ、他の人に比べて遅い作業のため、ソバの乾燥具合がいまいちで、実が落ちにくい。
来年はもう少し早く落とせるようにしたいもの。
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昨年は裏のトシ子さんと二人でソバの実を落としました。
今年はほとんど玉ちゃんがやってくれました。3日くらいかかったんじゃないかと思います。
こんな作業を面白がってやってくれる妻に感謝です。
作業場は寒いので、今日はストーブをつけました。
その上で焼き芋とお茶をかけ、これが休憩時のこびるとなりまして、元気が出ました。
この後、ソバ粉にし、ソバを打つ。
続きはまた。


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2015-11-29 21:23 : 自給バンザイ : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

命をいただいて生きている

研修先だった天明さんの星の谷ファームでは、アイガモに田んぼの草取りや虫捕りをお願いして、無農薬でお米をつくっています。役目を終えたアイガモ君は、肉にして、僕たちの貴重な食料となります。
都会で暮らしていた頃には、ほとんど出会うことがなかったこのプロセスも、星の谷ファームでは秋の風物詩です。
昨年から、山里暮らしに興味がある人にも経験してほしいと、僕も所属する「上越やまざと暮らし応援団」で参加者を募ることにしました。
今年も大勢の参加者が集まり、アイガモを絞め、毛を抜き、捌きました。
夜は鴨汁と新米で宴会。山で暮らすことの楽しみや、大切なことを、みんなで考える時間を過ごしました。
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山で暮らしていくには、遠くのものに頼るよりも、身の回りのものを活かしきります。
食べ物も自然と、近くのものが多くなります。
グローバリゼーションが叫ばれる時代において食料は、たくさんの化石燃料を使って金を持つ国へ集まる構造になっています。地球の環境を犠牲に、貧しい人を犠牲に。

僕の今の暮らしは、けして便利ではないけれど、ここで暮らしている人たちは身の回りのもの、食べ物を大事にし、生かす名人たちです。
少しでも彼らの知恵を身につけたいと思うのは、季節に合わせ、自然を上手に生かす暮らしが楽しそうに見えるからです。
移住の先輩である天明さんの暮らしの営みやそれを自然に感じながら育つ子供たちを見ていると、僕らみたいな新しい世代にも、山里の暮らしはとても似合うものなんだなと感じます。
2014-10-27 22:00 : 自給バンザイ : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カンピョウづくり

この巨大なブツはユウガオ。このあたりでは「ようご」と発音します。
まだ夏の日差しが残っているうちに、カンピョウづくりにかかりました。
皮をむき、縦に薄くスライスしたものを干し上げます。
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今年で3回目。過去2回は失敗しています。原因は十分乾燥する前にカビさせてしまったこと。
今回はタッちゃんとチヨコちゃんのアドバイスを受け、
1、雨降りの日は冷凍庫へ非難させ、晴れた日に干すを繰り返す
2、最後は扇風機で仕上げる
作戦進行中です。
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昨年まではワラやむしろの上で干しましたが、扱いやすいポリの波板の上で干すことにしました。

夏、大量にとれる野菜や春の山菜をこうやって保存する仕事は、リスになった気分で心が躍ります。
今年は成功しますように。
2014-08-23 08:09 : 自給バンザイ : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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