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他人任せにしない生き方

新しい年が明けたと思ったらもう1月も終わりです。
雪と戦ったり、冬祭りがあったり、漬物の出荷があったりで、年頭のあいさつのタイミングを完全に後逸しました。
それでも(まだ!)年の初めですから、今年一年の展望のようなもの、そして最近思っていることを書き残しておこうと思います。
1、今年は田んぼの面積を少し増やして、とくに無農薬のお米に力を入れたいと思っています。
2、農産加工所ではみそ作りに加え、漬物の増産と新商品の開発に、本腰を入れないといけません。
3、林業のほうもようやく環境が整いはじめましたので、少しは薪の販売が始められそうです。
この3本柱を「それなりに食べていける」ところまで、もっていけるかどうか、農家2年目の今年を勝負の年にしたいと思っています。
そして今年もっとも大事にしたいこと、それは「自給」です。
食べ物だけじゃなく、作れるものはなんでも、手作り率を限りなく100パーセントに近づけて行きたい!のであります。

母は千葉県柏市と我孫子市で「青空共同保育どんぐり」という活動を30年以上続けています。
今は共同という言葉を使っていますが、かつては「自主保育」といっていたと思います。
子供を預けるのではなく、親子で参加して一緒に子供を見るので、結局は自分でやるスタンスです。
園舎は持たず、わずかに残る子供の遊び場を遊牧民のようにさわぎ、畑で麦と野菜を育てるというシンプルなもの。
どんぐりだけを経験して小学校に上がっても、幼稚園を出た同い年の子と比べるととても落ち着きがあって、体力があって、キラキラ輝いています。
子供だけではなく、親のほうも楽しくて仕方ないみたいで、「せっかく子育てがいちばん面白いときに、他人任せにするなんてもったいない!」という共通意識が芽生えるように感じます。

前置きが長くなりました。
こんな話から入ったのには、「今の日本って、すっかり委型託社会になっちゃったんだー」と最近強く思うからです。
子育てをわざわざ「自主保育」
林業をわざわざ「自伐林業」
農業をわざわざ「自給農業」
食べることをわざわざ「自炊」
なんて言葉を使わないといけなくなったということが、なんだかおかしいと思いませんか。
他人任せ率が高い委託型社会は、コストがかかるばかりでなく、自分でやればせっかく楽しい(おいしい)部分まで経験できずに終わってしまうという、実は大損ぶっこき社会ではないかと思います。
そして他人任せが当然になると、怒りっぽくもなる気がします。
サービスが悪いとか、質が悪いとか、うんぬんかんぬん。
自分でやれば笑えることも、他人に任せてある限りは、ちゃんとやってもらわんと!ちゅう感じです。
まるで「笑う機会」を売って稼いだお金で「怒る機会」を買っている、そんな非効率なケイザイのような気がします。

さてさて、そんなわけで、皆さんにもおすすめしたいのは、100パーセント自給なんて目指さなくても、少しでも自分の暮らしの中に自給を取り戻してみること。
お金で解決していたことを、いくつか自分でやってみること。
忙しい?
わかっております。でも、きっと楽しいと思います。
掛け違っていたボタンに気がつくかもしれません。
他人任せにすると、自分ではどうしようもできないことが増えていきます。
逆に暮らしの自給率を上げると、多少思い通りにはならなくても、悶々としていた気持ちがすっきりするはずです。
「まあ、いいっか。楽しいし」
てな感じ。

そんな1年になったら、来年はもっと楽しく、やがて自分の周りがだんだんすっきり社会に変わっていくはず。
それぞれの自給元年です。

遅ればせながら、本年もよろしくお願いします!
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2015-01-23 05:43 : モノモウス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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