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みっともない!

隣国で核兵器の開発実験が進んでいる。
このこと自体はすごく怖いこと。
彼の国が保有することが怖いというよりも、そもそもつくってはならないものを保有する国がまた一つ増えてしまうということが恐ろしいのだ。
日本政府は米国とともに、彼の国への圧力を高めるよう積極的に動いているが、開発の手を緩める気配はない。
核兵器は完成する。これは、わかりきっているシナリオだ。
ただ、彼の国だって、決して核戦争を望んでいるわけではない。
それが自分たちの破滅にもつながることは十分わかっているはずだ。
彼らだって怖いのだ。核をすでに保有する大国が怖い。であるから、抑止力たる核を持たんと必死なのだ。
国連の「核兵器禁止条約」に反対した日本は、とてもみっともない。
唯一の核被爆国でありながら、米国の核の傘の下、そのみっともない態度は、世界中の笑いものだ。
その国が、今度は隣国の核開発を止めようと必死。
行動に筋が通っているようには思えない。

もっとも心配するのは、拉致被害者のことだ。
この間、拉致被害者の家族の思いは踏みにじられている。
結局は被害者救出より、国家の防衛が優先され、後回しにされている。
帰国と再会を待ち続ける家族の思いをちゃんと考えてほしい。

いかなる時も優先すべきは拉致被害者の引き渡しである、そのメッセージを出し続けなければ、この国は標的になるだけで終わってしまう。
各国をそそのかす敵国として。
冷静に考えてほしい。
ぎりぎりまで、どうか、政府には拉致被害者の引き渡しを訴えてほしい。
なににも優先する願いを届けてほしい。

核兵器はいけない。
核開発は認めてはいけない。
ならば、核兵器禁止条約に賛同すべきである。
核をエネルギーなんかに利用するべきではない。
そもそも核兵器に対するメッセージが貧弱なこの国のうろたえぶりに、誰がまともに取り合うだろうか。

大切にしなければならないものはなにか。
今こそ問われている。
非常事態となると、人権が後回しにされるという悲しいことは、先の大戦でもう終わりにしてほしいのだ。
人の命、暮らしを守るのは、矛盾に満ちた暴力的な圧力ではない。
誠実な外交を貫き通してほしいと願います。

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2017-09-20 07:11 : モノモウス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

4年目の米作り④

大型の台風18号が列島をなめるように過ぎていきました。
田んぼの稲は、日照不足で穂が軽いように見えます。
まだ青い田んぼもあり、本格的な稲刈りはもう少し先でしょうか。
モチ米だけは、生育が早いので、台風前に刈ってしまうことにしました。
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山のモチ米は品質が良く、モチにすると、なめらかでよーく伸びます。
そんなこともあって年々人気が出てきているので、今年は面積を増やしました。

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近所の父ちゃんにゆずってもらったコンバインも、今年で4年目。
調子よく稲刈りができます。
ありがたいものです。
おかげさまで、台風前になんとか終えることができました。

あとはコシヒカリ。
もう少しおいて、黄金色がましたところで、稲刈りをしたいと思います。
天気が安定しない日々が続きましたが、この先は少しはよさそうです。
秋らしいさわやかな晴天の日は、気持ちが軽く、うきうきします。
せっかくの新米の収穫の季節。
うきうき、楽しみながらやりたいと思います。
2017-09-19 00:17 : 野良しごと : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

奇跡のタネ

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夏の暑さも、残暑もないまま、静かに秋になりました。
ツリフネソウが麗しく咲き始め、あれほど勢いのあった山の草は、急におとなしくなったように見えます。

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野菜のタネ取りを少しずつ進めています。
豆類や、ハーブ類、トマトなど。
その地に合った農作物のタネをつなぐことは、農家にしかできないことであり、農家の喜びでもあると思っています。
種をつなぐ限り、来年も種が蒔ける。
この当たり前なことに、どれほどの幸せな気持ちがあるか、農家になって初めて知った感覚の一つです。

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このタネは、南相馬市の農家・細川さんが、気長に選抜し、大事につないできた赤大根のタネです。
細川さんのオリジナル大根です。
東日本大震災の原発事故の影響で、避難を余儀なくされ、細川さんが「これだけは大事」と持って逃げてきた、奇跡のタネです。
彼はいま山梨県で暮らしています。
その彼からいただいたタネを、昨年蒔き、今年春にタネ取をしました。
そして先日、再び畑に蒔きました。今年は大根として収穫できそうです。
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私たちの暮らしが引き起こした原発事故で、離農せざるを得なかった農家の無念を思い、大切に育て、つながないといけません。
農家の権利と誇りにかけて。
2017-09-12 06:27 : 野良しごと : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

4年目の米作り③

一枚だけ小さな田んぼで挑戦したのが、への字稲作と呼ばれるもの。
普通の米作りだと、元肥(もとごえ)といって、春に田んぼを耕す前に肥料を入れる方法がほとんどですが、あえて元肥はゼロにして、稲がいちばん肥料がほしい時期に肥料をやることで効率的に豊作を狙う方法が「への字」です。
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(7月6日)
なんで「への字」かは長くなるので、省略ー。
背負いの動力散布機でバーッと肥料を散布。うまくいくでしょうか。

こちらは無農薬の田んぼ。
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(7月14日)
竹ぼうきを引っ張りまわした効果あり!
草を抑えています。

7月、早朝に田んぼを見て回ると出会えるのが、赤とんぼの羽化です。
とくに無農薬の田んぼから、次々と飛び立つ赤とんぼ。
その光景は何度見ても、いいものです。
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(7月14日)
赤とんぼは田んぼで殖える虫です。
日本の原風景に唄われる赤とんぼのいる風景とは、つまり、日本人の稲作という営みとともに共存してきたものです。
なるべく農薬を使わないように、ヤゴをいじめないように、それでいてもっとお米を上手に育てられるようになりたいです。

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ネジバナ発見。ねじねじしてます。
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たましぎガーデンには、スカシユリ。

夏野菜がとれるようになり、食卓がにぎやかになってきました。
その日にとった野菜をすぐにいただく。たくさんいただく。農家の食卓は豊かです。
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(8月2日)

9月1日の朝の風景です。
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気温が下がり、稲穂が垂れ始めました。
緑色の世界から、黄金色の世界へ。
田んぼの風景は、四季のリズムそのものです。
今年の実りがよいものでありますように。
2017-09-06 00:31 : 野良しごと : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

されど大学②

そろそろこの話も終わりにしないと。稲刈り始まるし。

最近話題に上がる「給付型奨学金」についての意見です。

奨学金を給付しないといけない人は
まず
①経済的弱者、社会定期弱者
②大学でり好きな勉強、研究に没頭する学生
だと思います。

大学を単なる就職のための場所と考えるのではなく、いかなる価値観にもとらわれず、独創的に、自由な発想で学ぼうとする意欲のある学生を支援することは、大学という場が、本来の姿を取り戻すためにも必要だと思います。
そして学生が自らみつける多様な価値観を保護するためにも。
産学連携色が強い研究がもてはやされたり、文系は不必要などと言われたりする社会はおかしい。
高学歴=高収入への道 という狭い価値観もおかしい。

いっぽうで、学生が新たな生き方や自分らしさを追求をするために、さまざまな社会活動に参画することに、もっと応援があってもいいかと思います。
金銭的な応援でなくてもよく、それを認める大学の風土、世間の風土です。
休学して経験を積むことは、もっと推奨されていいと思います。

この社会は、誰かが作った価値観や、進路、常識では、はかり切れないこと、うまくいかないことがたくさんあり、それを解明したり、開発したり、意味を見出したりできるのは、若い、新しい発想しかないと思います。
またいっぽうで、今の時代に主流ではなく、消えてしまいそうな価値観があることも確かです。誰かが作り守ってきた価値観を、新たな視点でその意味を紡ぎ出すのも、また若い、新しい発想かもしれません。
そして今そこにある困難な世界の課題の解決の糸口は、まったく違った自由な発想か、主流ではない既存の価値観の紡ぎなおしからしか見つからないはずです。

いちばん給付してはいけない大学生は
「なにも考えずにただ大学に進学する人」
です。
大学に行くのが当たり前になった今。
目的意識のない人間にまで、税金をつかって、給付する必要はないということ。

給付型の奨学金は、明確な基準をもち、審査をし、見極める能力が求められます。
また、「大学」を社会的に応援し、その誤った価値観から解放しない限り、実施しないほうがいいかもしれません。

妻のたまちゃんは今、一生懸命「学生ローン」を返済しています。
雀の涙レベルの加工所の薄給で。
返済は大変です。
でも学生という時間を使い、好きな研究を思いっきりしたことで、その経験や知識が、彼女の人間的な基礎を構成していると感じます。自分の立ち位置を持ったことで、今のこの村での暮らしの意義を感じる感性を備えたのだと思います。
この村で生まれ、暮らしてきた人たちの、強さややさしさ、しなやかさ、まじめさ、純粋さ。
人間の希望が詰まったこの村の生き方を、肯定的にとらえられるのは、そういう学生時代を過ごしたからなのかもしれません。
そんな彼女ですが、聞くと
「私、もっと、もっと勉強しておけばよかった。いろんな体験をしておけばよかった」
だって。

そう。学生の時にしかできないこと。それが勉強だし、さまざまな体験です。
大学生諸君!もったいないことしないように、どうぞ、精一杯学生をしてください。

なに?僕?
僕はどうでしょうか。
馬の背に乗り、アフリカで生活して分かったことがあります。
人生ちゅうもんは、そう簡単に失敗しないということ。
受験に失敗したとか、就職に失敗したとか、ましてや人生に失敗したとか、そんなのないって!
基準は自分です。
失敗や敗北は認めなければ、いつか成功し勝利するということ。
生きている限り負けないよ。
生きている限り、唯一の個性。
自分だけの価値観を探し、大切に育てたい。
大学は、そういう場であってほしいと願います。
(おしまい)
2017-09-02 00:18 : モノモウス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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