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コロナウイルスとは何者か

 ダラダラと雨が降り続き、出口の見えない梅雨にうんざりしています。とはいえ大雨で大きな被害が出ている地域のことを思うと、当たり前の暮らしができる幸せに感謝しないとなりません。そして「当たり前」と思っていた日常はあっけなく奪われることも痛感しています。
 全世界に広がった新型コロナウイルスの猛威に、人類は日常を奪われ続けています。このウイルスはいったい何者なのか、ずっと考えています。人類にとっては悪者の新型ウイルスですが、地球にとって人類とはどういう存在なのでしょうか。私たちの体の中で様々な細胞が機能しているように、地球も多様な生物の営みにより構成されています。構成する要素の間で起こる食物連鎖や生きるための攻防により拮抗作用が生じ、バランスと多様性が担保されるという絶妙なシステムは、地球も人間も同じです。
 かつて自然と調和しながら暮らしていた人類は、やがて化石燃料、化学合成、原子力、遺伝子操作といった高度な科学を手にします。そしてより豊かな生活を求めて突き進んできました。その間、消費と生産活動は速度を上げ、温暖化や破壊的戦争により地球のあちこちは炎症を起こし始め、飛び火し、生物多様性が失われ都市に密集することでついにはガン化してきたと僕は考えています。つまりある時点で、地球にとって人類は排除すべき存在に変わったのだと思います。新型コロナウイルスは地球が送り込んできた抗体のような気がしてしかたがありません。この抗体は人類の弱点を熟知していて、「経済活動」をし続けなければ維持できない社会システムと「自由な移動」を好む行動パターンをうまく利用することで、感染を拡大しています。自粛と経済活動を繰り返す人類はまんまと術中にはまっている感があります。
 さて僕たちは新型コロナウイルスに人間が打ち勝つ日を信じ、ワクチンの開発を待つしかできないのでしょうか。もしこの状況を打開できたとして、コロナ後の暮らしというものは、今までどおりが許されるものかどうか。誰もわかりません。
 ただ、地球全体を覆っている「当たり前」とは、誰が想像し創造してきたのか、そこをよく考えてみたいと思っています。たとえばスマートフォン。手の中にインターネットが収まりつながることができる便利な機械が作り出す「当たり前」は、僕が想像し目指してきた形なのかということ、違います。とあるスティーブが想像しつくりだした機械が生み出した社会の形です。じつは誰かが作った「当たり前」に囲まれて暮らしているという事実を認識してみるのはいいことだと思います。日常を疑い、他人がつくる思考や様式のトレンドではなく、自ら想像し、みんながオリジナリティーとアイデンティティーを基軸に生きるならば、多様性と自然との調和が復活し、新型ウイルスはかく乱、そもそも微弱な彼らの毒素は無効化するはずです。
 以上、これすべて僕の妄想。僕だけの、僕が信じて動く基軸です。
 今年、たましぎ農園は二人目の女の子の誕生から始まり、今までの忙しい暮らし方を見直しました。子育てを真ん中にすえ、自給部門を優先し、焦らず、怒らず、でも一歩一歩を大切に家族で共に歩くスタイルです。今でも時々焦りや不安に襲われることがありますが、軌道修正を繰り返しながら頑張っています。不思議なもので、がむしゃらだった去年よりも農作物の顔色がいいように感じます。今年も収穫の秋が近づいてきました。みなさまに新米がお届けできることを祈り、今日も野良仕事です!
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2020-07-31 02:23 : のら紡ぎ唄(農園通信) : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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