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されど大学②

そろそろこの話も終わりにしないと。稲刈り始まるし。

最近話題に上がる「給付型奨学金」についての意見です。

奨学金を給付しないといけない人は
まず
①経済的弱者、社会定期弱者
②大学でり好きな勉強、研究に没頭する学生
だと思います。

大学を単なる就職のための場所と考えるのではなく、いかなる価値観にもとらわれず、独創的に、自由な発想で学ぼうとする意欲のある学生を支援することは、大学という場が、本来の姿を取り戻すためにも必要だと思います。
そして学生が自らみつける多様な価値観を保護するためにも。
産学連携色が強い研究がもてはやされたり、文系は不必要などと言われたりする社会はおかしい。
高学歴=高収入への道 という狭い価値観もおかしい。

いっぽうで、学生が新たな生き方や自分らしさを追求をするために、さまざまな社会活動に参画することに、もっと応援があってもいいかと思います。
金銭的な応援でなくてもよく、それを認める大学の風土、世間の風土です。
休学して経験を積むことは、もっと推奨されていいと思います。

この社会は、誰かが作った価値観や、進路、常識では、はかり切れないこと、うまくいかないことがたくさんあり、それを解明したり、開発したり、意味を見出したりできるのは、若い、新しい発想しかないと思います。
またいっぽうで、今の時代に主流ではなく、消えてしまいそうな価値観があることも確かです。誰かが作り守ってきた価値観を、新たな視点でその意味を紡ぎ出すのも、また若い、新しい発想かもしれません。
そして今そこにある困難な世界の課題の解決の糸口は、まったく違った自由な発想か、主流ではない既存の価値観の紡ぎなおしからしか見つからないはずです。

いちばん給付してはいけない大学生は
「なにも考えずにただ大学に進学する人」
です。
大学に行くのが当たり前になった今。
目的意識のない人間にまで、税金をつかって、給付する必要はないということ。

給付型の奨学金は、明確な基準をもち、審査をし、見極める能力が求められます。
また、「大学」を社会的に応援し、その誤った価値観から解放しない限り、実施しないほうがいいかもしれません。

妻のたまちゃんは今、一生懸命「学生ローン」を返済しています。
雀の涙レベルの加工所の薄給で。
返済は大変です。
でも学生という時間を使い、好きな研究を思いっきりしたことで、その経験や知識が、彼女の人間的な基礎を構成していると感じます。自分の立ち位置を持ったことで、今のこの村での暮らしの意義を感じる感性を備えたのだと思います。
この村で生まれ、暮らしてきた人たちの、強さややさしさ、しなやかさ、まじめさ、純粋さ。
人間の希望が詰まったこの村の生き方を、肯定的にとらえられるのは、そういう学生時代を過ごしたからなのかもしれません。
そんな彼女ですが、聞くと
「私、もっと、もっと勉強しておけばよかった。いろんな体験をしておけばよかった」
だって。

そう。学生の時にしかできないこと。それが勉強だし、さまざまな体験です。
大学生諸君!もったいないことしないように、どうぞ、精一杯学生をしてください。

なに?僕?
僕はどうでしょうか。
馬の背に乗り、アフリカで生活して分かったことがあります。
人生ちゅうもんは、そう簡単に失敗しないということ。
受験に失敗したとか、就職に失敗したとか、ましてや人生に失敗したとか、そんなのないって!
基準は自分です。
失敗や敗北は認めなければ、いつか成功し勝利するということ。
生きている限り負けないよ。
生きている限り、唯一の個性。
自分だけの価値観を探し、大切に育てたい。
大学は、そういう場であってほしいと願います。
(おしまい)
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2017-09-02 00:18 : モノモウス : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

鴫谷幸彦

Author:鴫谷幸彦
青年海外協力隊、農業系出版社など経て、新潟県上越市吉川区の山村に移住。2年間の研修ののち2014年春に就農しました。

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